2011.05.13

数値化できないモノ

1959年、アメリカのミシガン州で、空から大量の殺虫剤が撒かれた。

マメコガネという昆虫の駆除が目的だった。

 

しかし殺虫剤は、木の幹に染み込み、土壌に染み込み、

やがて生態系全てに影響を及ぼした。

 

鳥が汚染された土から出てきたミミズを食べて、

けいれんを起こし、空から落下するなんて、

今じゃ想像できない光景だ。

 

翌年の春、鳥の声が聞こえない、

沈黙の春がその地に訪れたというのは、実際にあった話。

 

 

最初は、畑に寄り付く虫を駆除するためだったのかもしれない。

または、街の景観に必要なニレの木を、

腐らせないようにするためだったのかもしれない。

 

しかし、全く関係のない他の生物まで無差別に殺してしまったため、

天敵が減った虫はより一層数を増やした。

効果がないと勘違いした人間は、さらに強力な殺虫剤を作り上げ、

より広範囲に、何度も何度も死のスプレーを撒いた。

 

異変を感じた動物達は水を求めて池や川に向かったが、

水もまた汚染されていたため、水辺で沢山の動物達が命を落としたという。

 

これはやばいと、人間達が気付いた時にはもう遅かった。

 

 

 

僕は科学者でもないし、何の専門家でもないけれど、

地球は人工放射能で汚染される前から、

既にものすごく汚染されてきているという事ははっきりしている。

そしてそれは正確に数値化できない。

 

今もこうして僕達が生きているのは、

様々な循環で自然が無毒化してくれたからだと思う。

長い年月をかけて、ゆっくりと。

 

放射能汚染といえど、放出されてしまったものは仕方ない。

核実験はもう何度も海で行われているし、

家で使っている電子レンジだって、低レベルの放射線だ。

 

そういう地球でみんな生きている。

 

 

 

原発事故の近くで被害にあった母子を対象に、イタリア政府観光局 (ENIT) が、

日本ーイタリア間の航空券と、最長3ヶ月までの食事付き宿泊施設の滞在を、

無料提供するプログラム「Italian Friends for Japan」を開始しています。

 

▽問い合わせ・相談・申込窓口

ENIT東京支局

住所:〒107-0062 東京都港区南青山2-7-14

TEL03-3478-2051(日本人担当者 内線134

FAX03-3479-9356

MAILtokyo@enit.it

 

 

 

素晴らしいですね。

 

 

無毒化も考えましょう。ヒントは必ず自然の中にある。

 

例えば、日本に古代からある麻は、

放射能を無毒化してくれるはず。

 

もともと数値化できないものを、

無理やり数値化して、数値ばかりにこだわっていると、

いつか本当に何も食べれなくなりますよ!

 

原発バブルが崩壊しただけです。

 

これまでに様々な犠牲があったにも関わらず、

生かしてもらえたこと、そして今、

様々な環境問題に気付かせてくれたことに、

僕は感謝しています。

 

これからはより一層自然と共存する形で生きていかなければ、

いやそうせざるをえないでしょう。他に道はないですから。

 

その先に必ず光があると信じています。

 

 

だから大人は元気よく頑張らなくてはいけないですね。

子供たちの前では特に笑顔で。

 

 

僕は音楽を作ります。

 

 

新曲のライブ版を2曲アップしました。

http://soundcloud.com/takaakisuzuki

 

River は、上記の汚染に関連した曲です。

 

 

posted by Takaaki Suzuki at 22:08 | Comment(0) | diary